ネットショップを始めるのは簡単です。

みなさんは「ネットショップ」とか「ショッピングサイト」を一度でも利用されたことがあると思います。24時間365日いつでもオーダーができて、お店に行かなくても欲しいアイテムが買え、手持ちのクレジットカードで支払いもできる上に、日時指定配送までしてくれる。毎日忙しく、そして慌ただしく過ごす現代にとって、とても便利なサービスです。

そしてこうも思ったことがあるでしょう。

「ネットショップをやってみたい」

みなさんの「ショッピングサイトの開店」に対するイメージは何ですか?

  • ローコストで開店できる
  • ローコストで運営できる
  • リアル店舗も必要なくリアルな接客もいらない
  • 国内はもちろん、海外からの注文にも対応できる

ショッピングサイトを開店することは、とても魅力的で費用もそんなにかからないので、気軽に始めることができます。もちろん、気軽に閉店することもできます。そのあたりもショッピングサイトを始めようとするきっかけになるのかもしれません。

例えばリアル店舗を構えた場合、店舗物件を借りるのに契約時に半年以上の家賃が必要ですし、月々家賃のほか、光熱費、レジ、クレジットカード加盟料、アルバイト店員の採用など、毎月多くの費用がかかります。もちろん、開店時には改装費用もかかりますから、よく1,000万円用意するべし、とアドバイスを受けることがよくあります。

一方ネットショップの場合はどうでしょうか。

店舗に代わるレンタルサーバーもしくはネットショップのASPサービスの利用料、数千円程度の独自ドメイン、ネットショップ立ち上げのためのサイト構築費用など、リアル店舗の10分の1以下で始めることができます。さらに欲を言えば、アイテム撮影用の一眼レフや簡易スタジオキットを導入しても20〜30万円程度です。ですから、ネットショップを始めるのはとても簡単なのです。

しかしこの「簡単さ」がデメリットにもなります。参入が簡単ということは、撤退も簡単、つまり長く続けて行くことが難しいということです。私の周りを見渡すと、1年以内で撤退する割合は約70%、つまり100のショップが開店すると、1年後には30にまで減ります。さらに2年後には10まで減り3年後に残っているのは5程度となっています。最終的には新規開店数の5%しか、長く続かないという結果になります。

そういうことから、「ネットショップを始めるのは簡単」ですが「ネットショップを続けるのは簡単ではない」ことになるので「ネットショップを始めるのは簡単ではありません」という結論になるのです。

要するにネットショップとリアル店舗の違いはほとんどないわけです。

よく「リアル店舗の売上がよくないから、インターネット上に支店を設けよう!」という理由でネットショップを始められる方がいらっしゃいますが、絶対にうまくいきません。実はネットショップの方がリアル店舗よりも大変です。リアル店舗よりもきめ細かいサービスや対応が必要になります。そして毎日がとても忙しくなります。初めの1年はほとんど休みはないと言っても良いでしょう。それだけの意気込みと、確かな事業計画を立てないと、ネットショップを運営するのは難しいです

そこでこのブログでは、

  • 既にリアル店舗もしくはネットショップがあってある程度利益が上がっている
  • ネットとリアルで月商250万円、年商3,000万円を目指す

方をターゲットにして、お話を進めたいと思います。
それ以外の方は、申し訳ありませんが今一度事業計画の見直しをお願いします。

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