IT導入補助金の利用について

こんにちは、今日は問い合わせの多い「IT導入補助金」を利用する手順についてお話しします。

IT導入補助金とは?

IT導入補助金とは、経済産業省の政策として実施されているITに関するツールやシステム、仕組みなどを中小企業が導入する際に補助金が支給される制度です。
公式サイトには次のように記載されています。

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。
自社の置かれた環境から強み・弱みを認識、分析し、把握した経営課題や需要に合ったITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化を図っていただくことを目的としています。

具体的には、導入に必要な経費の2分の1、つまり半分の経費を補助してくれる、という制度です。

※IT導入補助金公式サイトより(https://www.it-hojo.jp/overview/)

この補助金の補助額は、40万円から450万円までとなっており、導入費用としては80万円から900万円までの案件について、補助を受けることができるというものです。

IT導入補助金そのものは、数年前から実施されている政策ですが、昨年度(平成30年度)は予算規模が500億円と過去最高となり、ホームページ作成にも利用することができるということもあり、多くの中小企業でIT導入補助金を利用されました。昨年度の補助額は15万円〜50万円で、多くの企業で80〜100万円のホームページ作成案件に利用されました。

ちなみに今年度については、一方的な情報発信のみのウェブサイト(ホームページ)は対象外、となっており、昨年度、この制度を知らなかった企業の経営者さんたちから多くの問い合わせをいただきました。
今年度純粋なホームページ作成に使える補助金は「小規模事業者持続化補助金」という制度ですが、こちらは6/12に今年度の募集は終了しました。もし予算が残っていれば2次募集もありますが、今年度はホームページに使える補助金がこの「小規模事業者持続化補助金」しかないため、2次募集のアナウンスは現在のところありません。

ホームページには本当に使えないの?

実はまったく使えない、ということではありません。
今年度のIT導入補助金は「自動化プロセス・システム」を2つ以上組み合わせたものであれば、ホームページ作成にも利用することができます。
具体的には「ECサイト」が補助金の対象になります。
ECサイトには、IT導入補助金の指定する「在庫管理の自動化」「決済管理の自動化」の2つの条件を満たします。
そのためECサイトであれば、ゼロから立ち上げる「フルスクラッチ開発」や楽天サイトの作成やMakeShopなどのツールでの制作でもOKということになります。
またオプション対応として、ECサイトに誘導するためのランディングページの制作も補助対象になります。

どうやって利用するの?

IT導入補助金を利用する前提として、「IT導入支援業者」として認定されている企業に依頼しなければいけません。
例えばECサイトを立ち上げたいもしくはリニューアルしたいとき、まずECサイトがITツールとして扱っている導入支援業者を調べて、その業者にコンタクトをとります。
コンタクトを取ったら、導入支援業者から「マイページ招待」メールを受け取り、申請マイページを開設します。
その後、補助を受けたいITツールを申し込み、事業計画などを画面上に入力して、必要な書類を添付して事務局に送付します。
締め切り後、採択日になって採択が決まるとメールで通知がされ、そこから制作(補助事業)がスタート、という流れです。
つまり、採択されてからでないとかかった経費に対して補助が受けられませんので、ご注意ください。

なお弊社は、IT導入支援業者に認定をされ、「WordPressを使ったECサイト制作」と「ランディングページ制作(オプション)でITツールを登録しています。

次の募集は?

次回は2次募集が決まっており、

交付申請期間:2019年7月17日(水)11:00~2019年8月23日(金)17:00まで<予定>
交付決定日:2019年9月6日(金)<予定>
事業実施期間:交付決定日以降~2020年1月31日(金)<予定>
事業実績報告期間:交付決定日以降~2020年1月31日(金)<予定>

となっています。

IT導入補助金の制度詳細は、公式サイトをご参考ください。

IT導入補助金公式サイト

また詳しく話を聞きたい、という場合は弊社までお問い合わせください。

弊社へ問い合わせ

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