徹底した「対面主義」

当社は創立以来「対面主義」を徹底しています。
当社のようなホームページ制作会社は、法人個人含め数万にも及びます。
そのほとんどが、「顔を合わせずして制作を完了」しています。
実際にお客様のもとに伺うことをしない分、制作費用を抑えることができ、コミュニケーションもメールやチャットツールがあれば問題なく進行することが可能です。

当社も一時期試してみましたが、上手くいきませんでした。

それは私自身が「対面主義」だったことに気がついたからです。

ホームページのようなデジタルコンテンツは、実際に顔を合わせなくてもだいたい進みます。
ところがメールやチャットツールのやり取りは危険性を持ち合わせていることも事実です。
どうしても人は前に人がいないと、言葉が強くなります。
喧嘩を売っている気がないにしても、言葉遣いがキツくなり、お互いに温度差や齟齬が生まれてきます。

これを打破するには「対面する」しか解決方法はない、という結論に至りました。

当社では最低でも3回、ご提案、契約締結、クロージングとお客様のもとにお伺いして対面での打ち合わせをさせていただいています。
場所も問いません。全国どこへでも伺います。
側から見たら大変非効率かもしれません。でもお客様の私も実際に顔を合わせ、膝を突き合わせることで、本音を聞くことができたり、本当の目的を知ることができるのです。

デジタルな仕事をしていても、対面というアナログな仕事は決して省きません。
できあがったものは形に残るものではなかったにしても、人と人とで進めて行くわけですから、対面をなくすことは一切考えておりません。

デザインはアートではない

よくデザインがアートと一緒に考えられてしまうことがあります。
デザインとアートは、明確に異なるものと、私は考えています。

まず説明のしやすいアートからお話しします。
アートを簡単に説明するならば「ゼロから新しいものを作り上げる」ことと言えると思います。
アートの目指す完成形は、絵画であったり、彫刻であったり、何かの造形物などです。
アートは生まれながらに持つセンスがないと、いいものを作ることはできません。
そしてアートは、見る人によって評価が二分されます。
人によってはその作品に大きな価値を見出しますが、人によっては価値すら感じない、与えないということがあります。
つまり価値観の振れ幅が、0か100のどちらかしかない、ということになります。
だからアートは本当に難しいのです。
自分の価値観を表現して共感してもらう必要があるので、同じ価値観を持つ人を自分で探すか、待つしかありません。

一方デザインですが、こちらはゼロから作り上げることはしません。
アートとの大きな違いは「ターゲットがある」ということです。
アートは作者の一方通行ですが、デザインは「見てもらう人を設定する」ことを必要とします。
つまり「見てもらうターゲットに向けて、共感してもらうように作る」のがデザインです。

デザインはさまざまな統計や裏付けされた数字を用いて、ターゲットにする層やセグメントを設定し、ターゲットがどのように読み進めて行くのか、その行動パターンを分析した上で、レイアウトをしていきます。
デザインをするにあたり、私は以下のような要素が必要だと考えています。

・ターゲットにする市場の規模
・行動心理
・ターゲットのいる国や地域の特性や経済状況
・ターゲットが欲するものやこと

これらのデータを分析して、そのターゲットに最適化されたアウトプットがデザインというわけです。
このようなことから、アートとデザインは明確に異なることになります。

デザインはウェブやグラフィックだけではない

みなさんがデザインというキーワードに対して描くイメージは何でしょうか?
ホームページ、パンフレット、ポスター、ロゴといったものでしょうか。

実はデザインというのは、特定の分野にのみ適用されるものではありません。
デザインについては前にお話ししたとおり、さまざまなアウトプットに適用されます。
それは有形無形に関係ありません。
仕事の仕方、暮らし方から、はたまた経営まで、あらゆるものやことに適用されます。
レトリバーデザインはその名の通り「デザイン」を生業としている会社ですので、アウトプットの範囲は広範囲に渡っています。
ウェブ関係なら「ウェブデザイン」、印刷物なら「グラフィックデザイン」、ITシステムのことなら「システムデザイン」、人材育成なら「教育デザイン」、経営のことなら「マネジメントデザイン」といったように、すべてのものにデザインが絡んできます。
アウトプットはパンフレットになるかもしれませんし、解決策のような無形のものもあります。
クライアントさんが「満足したもの」と感じていただければ、それがアウトプットだと考えています。

だからじっくり取り組みたい

身近な例として「ホームページの制作」というものがありますが、ページが2〜3ページのものから数百ページ以上になるものまで、私たちは全力で取り組んでいます。
ページが少ないからとか、予算が少ないから手を抜く、ということはそもそも考えにありません。
規模の大小関係なく、しっかりじっくり案件に対しては取り組んでおります。

じっくり取り組むためには、オンラインでのやり取りをメインにするのではなく、最低でも3回は訪問して顔を合わせることを創業以来頑なに守っています。
仮にクライアントさんが遠い場所にあろうと、その考えは変わりません。
お仕事をする上で顔を合わせないで進めていくと、どこかで限界がきます。
またオンライン上のやり取りは、ついつい言葉遣いもきつくなったりすることがあり、気持ちのすれ違いや温度差が生まれてきます。

お仕事は人と人との繋がりで進めて行くものですから、必ず顔を合わせることをしていかないと、いいものを作ることはできません。

みなさんも一緒に取り組んでください

私たちのスタンスとして「全部任せます」という案件はすべてお断りしています。
全部任せるということは、私たちのアウトプットに対して、一切の注文をしないということです。
少しでも口を挟みたいのであれば「全部任せます」という言葉はご遠慮ください。

特にホームページやパンフレットの制作の場合、このような言葉を多く耳にします。
そういうときに限って、なかなか終わりが見えてこなくなり、お互いに疲弊してしまうということがよくあるのです。
それを避けるためにはただ一つ。

「クライアントさんも汗を流してください」

つまりみなさんも私たちと一緒になって手を動かしたり、考えたりして欲しいのです。
お互いにいい汗を流すことでできるアウトプットは、値段がつけることができないほど、「良い」ものになります。
いわゆる「企業ブランディング」は、外部業者がすべてできるものはありません。
自社のことを一番よく知っているクライアントのみなさんのご協力が不可欠なのです。
もちろん考えることについて、その仕組みやヒント、アドバイスは惜しみなく差し上げます。

選んでよかったな、と感じていただくために

一つのプロジェクトをみなさんと力を合わせて取り組んだ結果、いいアウトプットが完成しましたら、一緒にお祝いをしましょう。
レトリバーデザインを10数年経営していて感じることは、みなさんと一緒に汗を流したプロジェクトは、今でも良い思い出になっています。
またプロジェクト以来、長いお付き合いをさせていただいているクライアントさんも多くいらっしゃいます。
私たちがプロジェクトに参加するたびに、クライアントのみなさんから新しい気づきなど、こちらが学ぶことも多くあり、それが次のプロジェクト成功へのヒントになっています。

私たちの会社名にもなっている「レトリバー」は、人と共に仕事や作業をする伴侶犬として長い歴史を歩んでいます。
私たちもそんなレトリバー犬のように、みなさんと共に歩んでいく企業でありたいと考えております。

そして「レトリバーデザインを選んでよかった」と感じていただくことが、私たちの喜びです。
細く長くのお付き合いを大事にしながら、みなさんの解決したい課題に対して、デザインで解決できるように、日々努力を重ねていきたいと考えております。