こんにちは。今日は特に起業したての方向けのお話しです。
インターネットの普及がすっかり浸透したいま、企業はもちろん業種業態問わずホームページは当たり前のツールとして認識されるようになりました。
この記事を読んでいる方の中にも、会社を設立したばかりの方もいらっしゃるかもしれませんし、新しくお店をオープンさせた、という方もいらっしゃるかと思います。
そんな中で、やっぱりホームページは切っても切れないもの。でも予算が・・・という場合、どうしていけばいいのか、お伝えしたいと思います。

本当にホームページは必要か?

いきなりド直球の投げかけですが、いかがでしょうか。
新しく会社を設立したり、お店をオープンするときに必要なビジネスツールがいくつかあります。
名刺、パンフレット、ショップカード、ポイントカード等々の他に必ずホームページが出てきます。
とはいえ、創業間もない頃は資金が潤沢ではない場合が多いのにも関わらず、ホームページは必要だなーとなんとなく思っているのではないでしょうか。

ですが、本当にホームページ、必要でしょうか?

今や企業のホームページは、新しく取引するときや、銀行口座(特にネット銀行)を開設するときに必要な場合があります。
でも本当に必要でしょうか?
まずはパワーポイントなどで会社案内を作ったり、はじめのうちは近くの銀行に口座を開設すればいいのではないでしょうか。
私自身、13年前に起業しましたが、はじめはパワーポイントで作った会社案内をインクジェットプリンターで印刷して、いろいろなところへ営業に回りました。
また銀行口座も家から一番近い銀行に口座を開き、ネットバンクも何もしていませんでした。
私のようなホームページ制作会社でさえ、初めのうちはこれでやりくりしました。
たださすがにホームページ制作会社なのに自社サイトを持っていないのはいろいろと心配もありますので、起業してから3ヶ月経ったあたりに重い腰を上げて自社サイトを立ち上げました。

業態によってはなくてもいい

これは特に飲食業の方にお話しするのですが、飲食業などの店舗を持つ業態の場合、初期においてホームページはなくても良いと私は考えています。
大きく括ると「B to C」ビジネスにあたるのですが、B to C ビジネスの場合、ほとんどの消費者はパソコンよりもスマートフォンで情報を獲得する傾向が多いです。
またスマートフォンユーザーの場合、Safariなどのブラウザアプリを立ち上げず、Faebook、Twitter、インスタなどのSNSアプリを起動する割合がもっとも多いことも分かっています。
つまり、B to C ビジネスを展開する場合、無理にホームページを立ち上げなくても、SNSで発信したほうが効率的で、費用も少なく済みますのでメリットだらけです。

本格的にホームページを立ち上げたいのであれば、ある程度資金が集まってからでも全然遅くありません。
なぜならホームページの本来の使い方はただ単に会社やお店のことを紹介するだけではないからです。

ホームページの本来の使い方を理解したら、安くできるわけがないことが分かる

では本来のホームページの使い方とは何でしょう?
その答えはただ一つ「集客」です。
もし、「ホームページの使い方は、紙のパンフレットをデジタル化する」と考えている方、もうその考えは古いです。
紙パンフをデジタル化するだけであれば、極端な話、ホームページは要りません。さきほどのとおりSNSを使ってください。
今現在のホームページの使い方は「集客」ツールを言っても問題ありません。

集客をするためには、どういったユーザーに来てもらうかを明確に具現化し、そのユーザーがホームページの中でどうページを渡り歩いて行くかのストーリーを作り、ゴール地点である「コンバージョン」に向けて仕掛けをどうするのかを分析・検証しながら絶えずホームページをブラッシュアップしなければなりません。
ですから「作って終わり」ということはありません。またより多く集客するためにはアクセス数などのホームページに関する計測を行い、アクセスの多いページと少ないページ、離脱率(ページの途中でホームページを離れてしまうこと)の高いページを計測して、どうしてそうなったのかを検証して改良し、また計測する、ということを繰り返さなければいけません。だから放っておいても良い、ということはないのです。

豊富な知識と経験がある専門家に対して値切ることができますか?

いかがですか?単なるパンフレットのデジタル版として見られていたホームページには、これだけ見えない技術やデータが複雑に入り組んでいるのです。
だからホームページを制作会社が作るのにはある程度の金額がかかるのです。
もちろんこれをすべて自分でしても良いんです。別に特別な資格も必要ありませんし、試験もありません。
これは本来行政書士さんや司法書士さんにお願いする申請手続きなどを自分でも行うことができますが、法律の知識と業務の経験値がある専門家に対価を支払って任せた方がラク、ということと似ています。
みなさんはどうして制作会社にホームページ制作を依頼するのか、それは専門的な知識が少ないから専門家に依頼するわけですよね。

例えば、なにかのビジネストラブルがあって、弁護士さんに介入して欲しい場合、当然弁護士費用を支払うわけなんですが、みなさんは弁護士さんに対して費用を値切ることはできますか?
おそらくそんなことはしないでしょう。なぜなら弁護士さんは司法試験という国内最難関の資格試験をパスした、法律の専門家中の専門家だからです。
ホームページの制作会社は残念ながら司法試験のような資格試験はありません。明日から「私はウェブデザイナー」と名乗って業務を始めることだってできます。
またほとんどの作業をパソコンで行うので、パソコンがあれば簡単にできる仕事という誤った認識が広がってしまったため、値切るのは当たり前な文化になってしまったのだと思います。
逆にみなさんのビジネスに対して値切られたらどんな気持ちになりますか?多くの方が「ふざけるな!こっちはこの道のプロで飯食ってんだ」と答えます。
決してホームページ制作というのは、本来の使い方を考慮に入れるなら簡単にできるものではありません。
そのため私は予算が確保できないのなら、ご自分で立ち上げてみてください、とアドバイスします。
それでできれば御の字です。WordPressなどのツールにもどんどんチャレンジして技術を磨いてください。

でもそれで本当にいいのでしょうか?
みなさんにはみなさんの本来やるべき自社の業務があります。
それがホームページ制作の技術と関連があればいいのですが、そうでない場合、技術を習得している時間がもったいないと思います。
ですからはじめは自分で作ってみて、ある程度軌道に乗ってきたら制作会社に相談してみると良いかもしれません。
もちろん必要最低限のこと(SSL対応、解析ツール導入)はしておいてくださいね。

ホームページ制作会社は、みなさんのビジネスのお手伝いをウェブというインフラを通して実現することを目標に日々頑張っています。

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