ホームページ制作費用の相場感について

ホームページ制作の相場は、なかなか決まったものがないのが現状です。
制作会社によっては何十万から何百万、場合によっては何千万と、費用の幅が広いのがホームページ制作費用の特徴です。
そこで、目的別、規模別など、ホームページをどう利用していくかによって相場観をまとめてみました。

予算が30万円の場合

  • 5ページ前後の簡単なページ構成
  • 制作に必要な素材(テキストや画像)は依頼主がすべて用意
  • テンプレートデザインで対応、オリジナルデザインは対応不可
  • 問い合わせフォームは無し、Googleフォームなどを利用
  • ブログ機能無し、WordPress導入も無し

予算が30万円までの場合、基本的には5ページ構成でテンプレートデザインを使うことが多いようです。
Themeforestなどの海外で制作されたテンプレートに文字や写真を当てはめる程度で、細かいカスタマイズには応えてもらえません。
HTML/CSSで制作するので、ブログ機能もついていませんし、自社で更新するときはHTMLやCSSの知識が必要です。
運用更新を制作会社で請け負う場合、サイト管理費として月額20,000円程度で管理運営をしてくれます。

予算が80万円の場合

  • 15ページ前途のページ構成
  • 制作に必要な素材は依頼主がすべて用意
  • テンプレートデザインで対応し、ある程度の範囲であればカスタマイズOK
  • ブログ機能あり、WordPressを導入
  • 問い合わせフォームはWordPressのプラグインで対応
  • Google Analyticsの設定

最近のホームページ(会社サイト)の一般的な相場感です。
会社サイトに必要な要素(ブログ機能、問い合わせフォーム、解析ツール)をすべて満たしますが、デザインはテンプレートを使い、ある程度の範囲であればカスタマイズができます。
主な対象範囲は、メインカラーとサブカラーのカスタマイズ、タイトル等の表示位置のカスタマイズ(左寄せ、中央揃え、右寄せ)や文章のスタイル(文字の大きさ、行間サイズなど)などに限定されますが、これでも十分なくらいのボリュームです。一般的な会社サイトを立ち上げるときは、これくらいの予算感でほぼ間違いないと思います。
なおこの予算感だと運用更新の月額費用は発生しないことが多く、スポットで制作会社に修正を依頼する形になると思います。

予算が100万円の場合

  • プロカメラマンによる写真撮影がある
  • 20ページ前途のページ構成
  • 制作に必要なテキスト素材は依頼主がすべて用意
  • テンプレートデザインで対応し、ある程度の範囲であればカスタマイズOK
  • ブログ機能あり、WordPressを導入
  • 問い合わせフォームはWordPressのプラグインで対応
  • Google Analyticsの設定

予算100万円の場合、制作に必要な素材のうち「写真」をプロカメラマンに依頼することができます。
素材集のイメージ写真や、自分たちで撮影した写真よりもプロが撮る写真は、訴求力もメッセージ力も高いので、企業や店舗の印象もグッと上がります。
またホームページだけではなく、パンフレットなどの印刷物にも使うことができるので、使い道も広くなります。
ちなみにこの予算感でも運用更新の月額費用は発生しないことが多く、スポットで制作会社に修正を依頼する形になると思います。

予算が150万円の場合

  • プロカメラマンによる写真撮影がある
  • プロライターによる文章作成がある
  • 20ページ前途のページ構成
  • 制作に必要なテキスト素材は制作側がすべて用意
  • オリジナルデザインで対応し、じっくり決めることができる
  • ブログ機能あり、WordPressなどのCMSも自由に導入
  • 問い合わせフォームはWordPressのプラグインなどで対応
  • Google Analyticsの設定
  • サイト内に広告を貼り、収益化するための設定ができる

予算が150万円になると、プロカメラマンのほか、プロライターによる文章作成(ライティング)やオリジナルデザインまで対応することができるようになります。
またサイト内にバナー広告を貼り付けて、クリック課金するなどの仕掛けも導入することができます。
ただのコーポレートサイトから収益を生み出す「マネタイズサイト」を立ち上げることができるのは、150万円からの制作予算です。
なおこの予算感での運用更新の月額費用は、サイト解析をするための費用として月額2万円〜が一般的な相場です。

予算が200万円の場合

  • 予算150万円でできること
  • 集客などの経営課題を解決するための施策の立案・実行・検証のPDCAサイクル導入

予算が200万円前後になると、もはやホームページとしての役割を超え、集客をしたりコンバージョンを上げたりする「戦略的ホームページ」を作ることができます。
ここまでくると、制作会社はただ制作するだけではなく、クライアントの抱える経営課題まで突っ込んだプロジェクトになります。
PDCAを回す運営まで含まれますので、初期費用のほか「GoogleAnalyticsによる月次レポート」「PDCAサイクルの企画提案・実行検証」「コンテンツ戦略の企画提案・実行検証」といった毎月の運用コンサルフィーが発生します。相場は決まっていませんが、およそ月額20万円〜、もしくは売上の20〜30%がフィーとして発生します。
本気でホームページから集客し、マネタイズするのであればこれくらいの予算は必要になることを頭に入れておくといいと思います。

ホームページ制作は決して安くすませないことが重要

ホームページは一昔前と違い、果たす役割が大きく変わっています。
いわゆる「紙パンフのデジタル版」から「マネタイズツール」に変わっています。
どんなに小さいホームページでも、収益が発生するものにしなければ意味がないとまで言われています。
とはいえ、世の中には安く作る業者も多く存在していますが、安いのは安いなりのものと思っていた方がいいかと思います。
よく「小さく始めて大きく育てる」と言われていますが、これは決して「予算を小さくして始め、自分たちで大きくする」ということではありません。
初期投資にはそれなりの費用を投入して、自分たちでもしくは制作会社と共に大きくしていくことが大変重要です。
周りのクライアントさんの中にも10万円程度で作ってくれた業者が、納品したら何もしてくれなくなった、とか、SEOまではしませんと言い切られた、ということを耳にします。
ウェブ制作はとにかく人件費が多くかかります。またホームページというのは形がないものですし、公開したら安心というわけではありません。
お店と同じで、日々いろんなことを考え、ホームページを魅力あるものにするためには公開してからのどうホームページに向き合うかによって結果が左右されます。

当社は予算によりけりですが、基本的には「戦略的ホームページ」を企画制作・PDCAサイクルに基づいた運用がメインです。
どうしても少額という場合も対応はしますが、せっかくのホームページを価値あるものにするために、戦略的ホームページとして立ち上げることをおススメします。

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