分譲マンションの管理組合と管理会社を仲立ちするコンサル会社です。
コンテンツマーケティングと集客のために、スタティック(CMSなし)サイトから、WordPressによる動的サイトへリニューアルをしました。
前サイトの課題
1. サイト運用の煩雑さ
今までのサイトでは、自社での更新が難しく、外部のブログツールを使用していました。
ただ自社サイトとの連携がなされておらず、外部ブログツールで記事を作成し、お知らせにURLを貼り付けたりと、効率のよくない運用を続けていました。
2. リード獲得が増えない
ウェブサイトからのリード獲得が、今までのサイトだと年1〜2件と大変少なく、多くを電話などに頼っていました。
おそらく問い合わせフォームまで辿り着けなかったのか、途中で離脱したか、どちらもなのかが想定されましたが、解析ツールが導入されていなかったため、解析や分析ができない状態でした。
3. 優良なコンテンツが豊富にあるのに、その情報にたどり着けない
今まで公開してきた記事は200を超え、すべてがオリジナル記事なのでSEO的には問題なかったのですが、適切なカテゴリー設定などができていなかったため、ユーザーによって欲しい情報へたどり着けず、トップページだけ見て離脱している可能性を検討しました。
改めて記事の内容の新旧などを精査する必要があると考えていました。
リニューアルサイトでの解決策
1. WordPressの導入
すでに200以上の記事が、静的HTMLとして運用されていましたので、今後更新頻度を上げるためにも、CMSを導入する必要がありました。その中で選択されたのが「WordPress」でした。
WordPressを導入することで、カテゴリー分けをしたり、関連する記事のリストを作成できたりするので、管理の煩雑さも軽減され、積極的に更新することができるようになります。
2. ユーザー別の入り口をトップページに用意
サイトに訪問するユーザーを3つの階層に分類し、それぞれに合った欲しい情報をカテゴライズ、トップページに入口を設けることで、いま欲しい情報を手にしやすくする動線を引きました。
- 情報収集段階ユーザー(熱意・低):なんとなくこれからマンション管理を変えていかないといけないが、まだ役員になったばかりで知識がないので、基本的な知識を入れ、情報収集をしていきたいユーザー。
- 検討段階ユーザー(熱意・中):いくつかの会社をピックアップし、比較検討しているユーザー。具体的なマンション管理を変えていくためのフローや、費用などの具体的な情報を収集したいと考えている。
- 決定直前段階ユーザー(熱意・高):もう依頼することは8割方固まっているが、最後の一押しが欲しいユーザー。改めて会社情報やサービス情報、記事などを見直して意思決定をしたいと考えている。
リニューアル後の結果
1. リード獲得数
リニューアル前:年1〜2件
↓
リニューアル後:月2〜3件(年間約30件)
リニューアル前は、ウェブからのお問い合わせが年1件程度でしたが、リニューアル後は月2〜3件に増加、年間12件の目標を4ヶ月程度で達成しました。また獲得したリードは、すぐに商談につながるものが多く、3件に2件はそのまま成約したので、成約率も6〜7割に成長しました。
2. アクセス数(月間)
リニューアル前:約300アクセス(推定)
↓
リニューアル後:950〜1,000アクセス
リニューアル前は、推定値として月間300アクセスくらいに止まっていましたが、リニューアル後は950〜1,000アクセスに増え、1,000アクセス前後を常にキープしています。
またユーザー別にカテゴライズしたリンクをトップページに配置することで、マンション管理組合の役員が変わる年度末前後は、マンション管理に関する基礎知識といった基本情報へのアクセスが増大しました。
現在(2026年4月)も維持しています。
最後に
今回のリニューアルでは、以下がポイントです。
- オリジナルデザインにせず、テンプレートデザインで開発期間を短縮し、リリースを早く行い検証をスタートさせた。
- 既存のコンテンツを洗い出し、カテゴライズして整理をした。
- スマートフォンでの閲覧を意識した構成をした。
- 時期による人気記事を集計し、「特集」を組み、先手を打ってトップページに入口を配置した。
- コーポレートサイトというよりも、メディアサイトとしての位置付けに変更し、マンション管理に関するプロフェッショナルを意識させるような構成にした。
凝ったデザインなどにせず、既存のテンプレートデザインを活用し、まずは情報をきちんと整理することを主軸にしながらプロジェクトを進行してきました。
その結果、アクセス数も増え、質の高い、すぐ商談に結びつくリードを安定的に獲得することができるようになりました。
リニューアルして5年ほど経過していますが、アクセス数が減ることもなく、SEO対策はもちろんのこと、AI対策も自然とできてくるように成長しました。
当社では引き続き、サポートを続けてまいります。
プロジェクト情報
- 公開時期:2021年6月
- ご利用サービス:WordPress導入、既存テーマカスタマイズ制作、コンテンツマーケティング
- クレジット:Produce / WordPress : Tatsuya Sasagane
