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自社サイトのリニューアルをロジカルに進めてみる(2)

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自社サイトのリニューアルをロジカルに進めてみる(2)

〜リニューアルか新規か〜

前回はいままで策定していた自社の制作フローを「集客できるウェブサイト」を目標にしてブラッシュアップしたというお話をしました。
制作フローのブラッシュアップはそれなりに時間を要するものですが、きちんとしたフローにすれば、各個別のプロジェクトに乗せやすくなるので、最初の仕込みにどれだけ手をかけるかが今後の動き方にも影響を受けると考えています。

次のステップとして、「制作するサイトは新規なのか、リニューアルなのか?」という二者択一の判断をします。

文字どおり、新規は新しく作ることですし、リニューアルは今あるものをブラッシュアップするという意味です。
ただ注意しないといけないのは「リニューアル」は、ある条件がないとリニューアルができません。

その条件は「現行サイトにウェブ解析ツールを導入しているかどうか」ということです。
ウェブ解析ツールの代表格として「Google アナリティクス*1」がありますが、これでなければいけないということではありません。
何かしらの解析ツールを導入して入れば、どんなツールでも基本的なアクセス情報を手に入れることができます。
もし紙ベースで記録してあったら問題ありませんが、ウェブサイトのアクセス情報を紙で記録することはほとんどないと思います、念のため。

サイトリニューアルは「今あるものをブラッシュアップする」ものですから、過去のデータがなければ何もできません。
アクセス数がわからないのに「アクセス数や問い合わせ件数を今の2倍にする」という目標は立てることはできません。
ではそういうときはどうなるのか、フローチャートをたどると「新規」に戻ります。
つまり、現行バージョンからのリニューアルであっても、過去の数字が解析できなければリニューアルはできないのです。
こういうケースではゼロから立ち上げた方が、意外とスムーズに行ったりします。

話を戻しますが、弊社の場合は現行サイトにGoogle アナリティクスを導入しているので、「リニューアル」扱いにしてプロジェクトを進めることにしました。
過去1年分の統計を取ってみたところ、驚愕の数字が出てきました。

なんと年間アクセス数は1,400弱程度という、とてもアクセス数の少ないサイトだったのです。
年間1,400として、1ヶ月平均116、1日平均3.8アクセスということがわかりました。
これでは集客ができるとは言えませんね。
仮にこれで集客できたとしても、最終的に商談アポまで漕ぎ着けるという目標であるCVR*2を1%(およその平均)として、1ヶ月に1件、年間12件程度という理論値になります。
成約数が月5件程度の場合、アクセス数は1ヶ月あたり580なので、これを月10件にしたいという目標であれば、アクセス数を1ヶ月あたり1,160にすればOKなので、比較的取り組みやすいのですが、弊社はよくて月1件の計算ですので、いきなり月10件!にするのは結構無理があるかもしれません。ここはひとつ月5件くらいの目標にしようと思います。

もし解析ツールを導入していても、見方がわからなくて放置しているなどの理由で解析できない場合は、弊社にて解析・分析をいたします(別途料金)。
本格的なレポートを作成しますので、一度お試しいただければと思います。
解析ツールを導入していても、特に把握も不要、解析も不要であれば、フローチャートに従って制作キックオフまで駒を進めます。

さあいかがでしたでしょうか?
次回はこの解析結果をベースにして、KGIやKPIを設定していきたいと思います。

*1:Google アナリティクスは、Googleアカウント(Gmail可)で無料で利用ができます。
*2:CVRは「Conversion Rate(顧客転換率)と言い、購入や申し込みなどにどれくらい至っているかを示す指標。

Tatsuya Sasagane

レトリバーデザイン有限会社代表取締役。 法人営業、システムエンジニア、デザイナー、ネットショップマスターを経て2006年にレトリバーデザイン有限会社を設立。 「写真」を重点に置いたビジュアル重視のデザインで、多くのブランディングを手がける。 プライベートでは2児の父、家事は主に料理担当。子育てと家事、そして仕事の三足の草鞋を履いている。