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LP単体だけではその効果を発揮できない

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LP単体だけではその効果を発揮できない

みなさんの会社やお店では、何かしらの形で「ウェブサイト」をすでに持たれていると思います。
ウェブサイトというのはとても優秀なもので、24時間365日、インターネットの世界で常に表示してくれ、自社のことをしっかり伝えてくれることのできる、営業マンみたいなものです。
もう言わずもがな、みなさん周知のことと思います。

ただウェブサイトもそれだけでは、広く世の中に伝えることには限界もあります。
ですから、SEO対策と呼ばれるような施策をしたり、サテライトページというものを作って各都道府県名で検索エンジンに引っかかるようにしたりするわけです。
そのいくつかある施策の中に「LP」、ランディングページというのもがあります。

ランディングページとは、「ランディング=着陸する」という意味合いから「訪問したユーザーに特定のサイトやページを見てもらうために、要素を抜粋した概要ページ」と言われています。
この意味合いが正解というわけではありませんが、本来のゴールに着地するための踏み台、みたいなニュアンスでしょうか。
会社案内というよりは、サービスや商品などによく使われます。そのためかなり具体的な内容に仕上げているのも一つの特徴です。

よく似たページに「ワンページサイト」というものがありますが、これはあくまでも「サイト」であり、「ページ」ではありません。
なんだかややこしい話ですが、サイトにはそれなりの要素構成というものがあり、複数ページにまたがっていた情報を1ページに集約させて作ったものがワンページサイトです。
ですから会社案内や事業案内など、意外とボリュームのあるものになっていることが多いです。
一方ランディングページは、ある一つのサービスや商品に特化した構成で、その先の本来訪問してほしいサイトに導く役割があるので、「広告ページ」と言ってもいいと思います。
みなさんが電車に乗った時に目に留まった中吊り広告が、ウェブの世界だとランディングページに相当します。

そのためランディングページを公開するときには、必ずと言って良いほど「インターネット広告への掲載」が必要になります。
電車の中刷り広告だって、広告を作って印刷するだけでは意味がありませんね。
その広告をどこに、どれくらいの期間掲示するのか、どの鉄道会社に掲示するのか、その広告掲載料を支払って中吊り広告を掲示していますよね。
ランディングページも同じことが言えるわけです。
よく「ランディングページを作ったらアクセスが増える」という噂みたいなものを聞いてやってみても、思った成果が出なかったという話を聞くことがありますが、これは完全に広告戦略をしていないということになります。
一般的なウェブサイトの特定のページに広告をかけるよりも、ランディングページのような踏み台ページにネット広告を掲載することで、その先の本来見てほしいサイトへのアクセスが増えて、CVRが増加するということが期待できるため、多くの企業でランディングページを公開しているのです。

そのためたった1ページとはいえ、そこに掲載する情報は過不足なく、ほどよい量の情報を掲載する必要があるため、通常のウェブサイト制作よりも手間暇がかかります。
よく「ランディングページはサクッとできる」と考えがちですが、みなさんの商品やサービスを電車の中吊り広告に置き換えてみてください。
そんなに簡単に作れるものではないと容易に考えることができるでしょう。
つまりそれだけランディングページというのは、マーケティング知識と経験に高い訴求力のあるデザインが必要不可欠なのです。

一般的にランディングページを制作するのに、だいたい20万円は最低限かかると言われています。
もちろんこれにはマーケティング調査などは含まれていませんので、それも含めるとそれなりの金額になります。
ランディングページを公開してアクセス数を増やすことも大事なのですが、それよりもまずはランディングページが導く先のウェブサイトがきちんとしているか、訪問者によって有益な情報が適切に掲載されているかが重要ですので、ランディングページを最優先にしないようにだけ気をつけましょう。

Tatsuya Sasagane

レトリバーデザイン有限会社代表取締役。 法人営業、システムエンジニア、デザイナー、ネットショップマスターを経て2006年にレトリバーデザイン有限会社を設立。 「写真」を重点に置いたビジュアル重視のデザインで、多くのブランディングを手がける。 プライベートでは2児の父、家事は主に料理担当。子育てと家事、そして仕事の三足の草鞋を履いている。