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MFI(モバイルファーストインデックス)導入で与えるSEOの影響

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MFI(モバイルファーストインデックス)導入で与えるSEOの影響

こんにちは。そして明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

新年最初のブログはGoogleが2016年秋に発表した「MFI(モバイルファーストインデックス)」についてのお話しと、それに関わる影響をお話しします。

MFI(モバイルファーストインデックス)とは

モバイルファーストインデックス(以降MFIと呼ぶ)とは、2016年秋にGoogleから発表された、検索仕様の変更の一つで、モバイル版のウェブサイトを基準にして検索順位を決めていくというものです。

iPhoneの登場以来、全世界でスマートフォンを所持するユーザーが増大し、今までパソコンで行なっていたウェブでの作業がスマートフォン(モバイル)に置き換えられてきています。
もちろん日本でもその波が来ており、身近な例でいくとインターネットバンキング、ネットショップなどがそれに該当します。

弊社で運営している「ACCプロショップ」というエアコン洗浄機器販売サイトにおいても、購入するユーザーの75%がモバイルでアクセスしています。
このようなことから、Googleとしては「モバイルサイト」対応の有無を基準にして検索順位を変えていく、とアナウンスした訳です。

導入は今年中の見込み

Googleが検索仕様を変更する際、指針を発表してからおよそ1年くらい後に実施されることが多いのですが、今回のMFIについては検索そのものの革命とも囁かれているほど、大きな変更になりますので、昨年は実施されませんでした。
おそらくテストにテストを重ねた上での仕様変更になりますから、2年程度はかかると予想されていました。

そして昨年6月、Googleウェブマスタートレンドアナリストの Gary Illyes氏は、アメリカ・シアトルで開催された検索マーケティングのカンファレンス「SMX Advanced」でMFIの導入は早くても2018年以降との発表しました。

この情報によれば、今年中にMFIが導入されることはほぼ決まったことになります。
とはいえ、すべての移行が完了するにはもう数年はかかる見通しですので、突然「○月○日に切り替わります」ということはないかと考えられます。

モバイル対応していないとどうなる?

Googleの検索順位は、相対的に決まる仕組みで動いています。
特別な事情がない限り(法的違反をしている場合など)、Googleが意図的に下げることはしません。
「A社、B社とC社を比べたとき、A社の方が他の2社よりも先にモバイル対応をしているから、A社をインデックスする」と言うふうに、検索順位を決定します。
その間にC社がモバイル対応したら、C社の順位が上がり、B社は相対的に下がる、という仕組みです。

つまりMFIの導入により、モバイル対応をしているウェブサイトをGoogleが優先的にインデックスをしていくことになり、対応していないウェブサイトはどんどん後ろに追いやられてしまうことになります。
とはいえ、Googleもそこまで意地悪ではありません。
基本的な施策(オリジナルコンテンツを定期的に更新している、常時SSL化をしている)をしているウェブサイトも尊重すると言っています。
しかしながら言葉の行間を読むと、「世界のモバイル人口が増大しているからモバイル対応もしてくださいね」と暗にプレッシャーをかけているのもまた事実です。

今のサイトを全部モバイル対応するべきか?

これは様々な見解がありますが、私の考えとしては「せめてトップページくらいはモバイル対応するべき」と考えています。
ウェブサイトがモバイル対応しているかどうかをGoogleがどう判断するかのロジックは明らかにされていませんが、トップページだけでもモバイル用のページを用意するだけで、Googleはモバイル対応と判断することは確認しています。
MFIが発表された後、Googleの検索結果にモバイル対応有無の表示がされていた時期があり(※)、その時期に検証をしました。

せめて各ページのリンクと、簡単なコンタクトツール(電話ボタンやメールを送るボタン)を用意しておくといいかもしれません。
とはいえGoogleは「レスポンシブ」を強く推していますので、1〜2年以内にはウェブサイトもすべてモバイル化する必要があります。
リニューアルするタイミングでモバイル化するのも良いかと思います。
※今は表示機能はありません。

具体的なMFI対策について

ではより具体的なMFI対策をお話しします。

1)PCサイトとモバイルサイトの内容(コンテンツ)に不一致がないこと
これは最も重要な点です。
PCサイトとモバイルサイトの内容に不一致があると、MFI導入後の評価に悪い影響を及ぼす可能性があります。

2)レスポンシブウェブデザインであること
サイト内のコンテンツの不一致を避けるためにGoogleが強く推奨しているの手法です。
レスポンシブデザインは、一つのページデータ(HTML等)で様々なデバイス(パソコン、タブレット、モバイル)に表示最適化されたデザイン手法ですから、コンテンツが一致しないということはありません。
つまりレスポンシブしていれば問題ないということになります。

3)適切な表示速度になっていること
ページスピードインサイトツールで確認することができます。
競合他社との相対評価によって「どれくらいの点数が望ましいか」は個別差がありますが、PageSpeed Insightsのガイドラインによると、85点以上が「高いパフォーマンス」となっておりますので、まずは85点を目指して改善に取り組むのが最適です。

4)画像のalt属性文言が適切に設定されている
これは10年以上も前から言われていることですが、殊にモバイルサイトでは省略しているものを多く見かけます。
とはいえこれも「レスポンシブ」にしていればまったく問題ことで、Googleもようやく重い腰を上げて細かく検査するものと考えられます。

実施する順序を決める

このようなことから、自社サイトのMFI対策をするためにはきちんとした実施順序を決める必要があります。
そしてGoogleが言うように「レスポンシブデザイン」はほぼ必須の対策になりますので、「ウチの業種はスマートフォン対策がいらないからいいよ」と言う訳にもいかなくなってきます。
つまりどんな業種業態でもレスポンシブは対策が必要です。

私個人の見解としては、

  1. モバイル用のトップページをまず設ける
  2. レスポンシブデザインでのリニューアルをする

が、最適な実施順序かと考えています。
実施期間は1年くらい見ればちょうどいいかと推測されます。

MFIについて「何をどうすればいいか分からない」といった場合には、お気軽に弊社の迅速診断サービス(無料)をご利用ください。

個別のご相談も承っております。
info@retriever-design.co.jp

Tatsuya Sasagane

レトリバーデザイン有限会社代表取締役。 法人営業、システムエンジニア、デザイナー、ネットショップマスターを経て2006年にレトリバーデザイン有限会社を設立。 「写真」を重点に置いたビジュアル重視のデザインで、多くのブランディングを手がける。 プライベートでは2児の父、家事は主に料理担当。子育てと家事、そして仕事の三足の草鞋を履いている。