ホームページ制作のレトリバーデザインの社長が綴るブログ

はじめてのウェブは自分で作ってみる

はじめてのウェブは自分で作ってみる

こんにちは。今日は「はじめてのウェブは自分で作ってみる」をテーマにしてお話しします。

私はウェブ制作を生業としたレトリバーデザインという会社を経営しています。
メインの事業はもちろん「ウェブ制作」で、今まで多くのクライアントさんと共に立ち上げてきました。
ウェブ制作も新規とリニューアル、どちらもだいたい半々くらいのボリュームです。
その中で、ぜひ制作会社の人間として、はじめてウェブサイトを立ち上げるときのアドバイスを書いていこうと思います。

何かとお金がかかる起業時期

自分で会社を立ち上げたり、屋号をつけて個人事業主になったら、まず最初にすることと言えば「ウェブサイトを公開する」ことですね。
いまではウェブサイトがないと、インターネット銀行の口座も開けないくらい、当たり前の存在になっています。
もともと資金力のある方ならいいのですが、立ち上げ当初はなかなかお金はないものです。
オフィスを借りたり、パソコンを新調したり、デスク、チェア、冷蔵庫、プリンター等々、揃えるものが多くあり初期の資金はだいたいそれらに消えていきます。
それにプラスして名刺とかチラシも作り、ウェブサイトも作らなければいけません。

だいたいウェブサイトは最後に回されることが多く、気がつくともう登記日だったりして、慌てて準備します。
しかも最初の方でお金を使ってしまったので、外部にお願いしてもせいぜい10万円までしか予算がありません。
でも銀行口座を開くにはウェブサイトが必要だし、ああ、もうどうしよう!・・・となるわけです。

お金がない割にこだわりだけは強くなる

ウェブサイトは「24時間働き続けることができる営業マン」と言われるくらい、会社の中でも重要な地位にあります。
つまり立ち上げたばかりのスタートアップは、ウェブサイトを自社の顔にするのと同時に営業マンとしての価値を植えなければいけません。
そうなると、ただちゃちゃっと作った「取り急ぎ」のものでは納得いくわけがありません。
自分の会社のこだわりとか、そういうことをすべて盛り込んでくれないと、自分が納得できない、という気持ちが強くなります。

でも予算は10万円までしか出せない。でも自分のこだわりは全部入れたい。

そうなると要求しているボリュームと、かかる時間や工数が不一致になり、クラウドソーシングに掲載しても、誰も手を挙げてくれない。
だからといって予算はもう出せない・・・と負の連鎖が起こります。
もうそこまでいくと、選択肢は二つだけ。

  • 予算を集まりやすい額まで上げる
  • 10万円までで対応できるクオリティで我慢する

でもなるべくならどっちも選びたくない、でも選ばないといけない、そういう状況になります。

だったら自分で作ってみる

このままでは埒があきませんから、どこかで妥協するか、別の方法を考える必要があります。
そこで私なら「だったら自分で作ってみる」ことを選びます。
自分で作ることで、

  • 自分の好きなように言葉を入れられる
  • 自分の欲しいページをたくさん作ることができる
  • お金がかからない

というメリットがあります。

今ではホームページ制作ソフトのほかにも、オンラインでサクサク作れるWebサービスもたくさんあります。

簡単に作りたいなら「Wix.com」

https://ja.wix.com/

Wixはウェブデザイナーの私でも、よくできているウェブ制作オンラインサービスです。
誰でも簡単に、そして無料というのが魅力的です。
しかもホスティングサービスというホームページデータを保管しておく場所を確保したり、独自ドメインと連携させたり、ネットショップ機能を利用することも有料ですができるようになります。
有料といっても月々416円とか841円など、低価格設定が嬉しいです。
一般的な企業サイトであれば、月々1,266円のプランでも十分です。

Wixはあらかじめ用意されたテンプレートに、自分で好きな言葉を入れたり、写真を入れたりしてウェブサイトを作ることができます。
テンプレートはおよそ400強ほど。用途もビジネス、ネットショップ、写真など16カテゴリー。
しかもスマートフォン対応(レスポンシブ)済みだから、本当に利用しやすいサービスです。

1ページものでよければ「ペライチ」

https://peraichi.com/

中身はまだしっかり決まっていない!とりあえず銀行口座開設のために1枚ものでいいからすぐに欲しい!という「短期決戦型」の方におすすめなのがペライチです。
これも純日本製で、オプションですが独自ドメイン設定、ショッピングサイト機能などたくさんのオプションが用意されています。
スマートフォン対策はもちろんのこと、基本的なSEO対策まで完備されていて、大変人気があります。

無料プランでも、ひとまずこれだけは必要という機能が入っていますので、取り急ぎ開設したいときは利用していみるといいと思います。

もう少しいい感じで作りたいなら「BiND Cloud」

https://bindcloud.jp/

BiND Cloudは、純日本製のホームページ作成サービスです。
ホームページ制作ソフトとして「BiND」のクラウド版です。
私は過去に「BiND」や「LiVE」で制作したことがありますが、これも本当によくできています。

クラウド版は月々480円から使えるもので、Wixのように多くの機能が備えられています。
そしてこちらもスマートフォン対策済みで、Googleが提唱している「モバイルフレンドリー」にも対応しています。
Wixと違い、日本人好みのレイアウトが多くありますので、ちょっと親近感が湧いてくる気がします。

経験することで次に繋がる

今は一昔前と違い、無料でしかも高品質のウェブサイトを手軽に作ることができるようになりました。
ソフトも買わなくて済み、オンライン上で作るからインターネット環境さえあれば、スタバでもどこでも作ったり更新することができます。

私自身、特別な理由がない限り「一度作ってみてください」とお話しします。

自分でウェブサイトを作り上げたという経験がとても重要で、そのあとにリニューアルをするとき、ウェブ制作の大変さがわかるようになり、制作会社といい関係を築くことができるようになります。
それに自分で作ったサイトはいいものです。愛着がわいてきます。
まずはご自分でいろんなサービスを使ってみて、ウェブサイトが出来上がるまでのフローを体験してみましょう。
その経験は決して無駄にはなりません。

最後に

制作会社なのに「自分で作ってみよう」と言うのは無責任すぎじゃないか?と思われるかもしれませんが、無責任ではありません。
まずはウェブの成り立ちをみなさんにも知っていただくことで、制作会社と対等に話ができるようになるのではないかと考えています。
もちろん私がお話しするときは、専門用語は使わずにわかりやすい「日本語」で進めるように心がけています。

ウェブサイトを自分で作るという経験を通して、用語とか作りとかをたくさん学んでいただき、次のフェーズへの足がかりになれればと考えています。

Tatsuya Sasagane

レトリバーデザイン有限会社代表取締役。 法人営業、システムエンジニア、デザイナー、ネットショップマスターを経て2006年にレトリバーデザイン有限会社を設立。 「写真」を重点に置いたビジュアル重視のデザインで、多くのブランディングを手がける。